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MBAから会社に復帰したサラリーマンのリハビリブログ

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2025/07/12(Sat)08:18

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ダウン

2007/12/09(Sun)09:45

どうやら娘からウイルスが感染したようで風邪でダウンしています。おかげで家族そろって鼻水を垂らした週末を送っています。Flu shot、つまりインフルエンザワクチンを既に接種済みなので心配はないのですが、来週の試験シーズンを目前にやや不吉な予感がします。

今学期は驚くほど成績がよくて、というのもファイナンスに特化して、苦手なマーケやマネジメントなどを全く取っていないからなのですが、脳内はファイナンスに完全に占拠されています。残念だったのが、前セメスターのリアルオプションの課題の結果が期待はずれでした。評価の高いレポートなら後々の授業で扱ってくれたり教授の教科書にケースとして取り上げてもらえるのですが、そこまでは行かなかった模様です。日本の電力事業、しかも原子力についてのオプション価値を算定したものなので、日本の特殊な規制緩和の状況についての説明不足から、幾つか前提条件に疑問符がついてしまったようです。

さてダウンといえば、ダウンサイドリスク。アメリカの株式市場は極めて効率的だとされていますが、サブプライムにもみられるように、極めてBullもしくはBearなマーケットにおいては誰もが感情的に動きやすいもので、例えば2002年までの3年間の株式市場の下落は、投資家心理を冷やして株から債券への流れを加速させました。冷静に考えれば、長期投資家である以上、株を売却して債券を持つことで、株式市場の反発によるメリットを享受することができなくなるわけで、それはそれでかなりのリスクです。

「敗者のポートフォリオ」によれば、1年のうちの数日間、マーケットの上昇日を逃しただけで、大きくリターンはマーケットに劣後するとされています。つまり、株を保有しないというリスクは大きいということ、またマーケットタイミングを計って利益を獲得しようという戦略のリスクも極めて高いということは、認識しておかねばなりません。

Equity Marketの授業で、こういった問題意識から、Low beta、plus-dividend-yield、Low PBRという3つのファクターでスクリーニングしたポートフォリオを作り、2001年からのリターンを計算してみました。つまり、Low betaということはマーケット下落時にはアルファを獲得できると考えられます。Low PBRについては、Value stockのほうがプレミアムがあると予想し、かつボラも低いと考えました。配当有にしたのは、比較的債券に近い動きをするのではという期待と、倒産リスクを軽減するためです。加えてTurnover ratioは年率20%、投資株式数は20とし、売買のタイミングは年末のみとしました。その結果がなんとこれ。

return.JPG





毎年、12%近くも市場リターンを上回っていることになります。もちろん偶然の結果でしかありませんが、よくよく分析していくと、やはりLow Betaが効いて、マーケットの下落時にプラスのアルファを獲得するポートフォリオとなりました。

こういった商品が現実にあれば、似通ったバリューファンドばかりの中で差別化できるかもしれませんね。投資家の抱えるリスクの90%は資産配分によって生じ、残りの10%はアルファのリスクだとされており、もし株式や債券と相関関係の低い新しい資産クラスを開発できれば、分散投資としてのメリットは大です。株式市場のダウンサイドに強く、そして債券と株式との中間的な動きをする資産があれば、ポートフォリオに組み込む価値があるかもしれません。REITのように。


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No.19|学校生活Comment(0)Trackback()

関数電卓

2007/12/01(Sat)15:51

買いました。関数電卓。デリバティブの中間テストが返却され、先生からのコメントで次は関数電卓を持ってくるようにと書かれていたので。

価格は思っていたよりも安く、10ドルぐらいから100ドル超までの関数電卓が販売されていましたが、違いが良くわからなかったので真ん中をとって50ドルのを購入しました。自然対数やログだけでなく、プロジェクトのIRRやPVなども計算できるようです。いまやExcelさえあれば何でも計算できますが、迅速性や携帯性から使いこなせるようになると便利でしょうね・・・といっても、まあ自分は過去に使ったのが4日程度(UBSの研修で)なので、殆ど使いこなせません。まずは小数点以下2桁の表示を4桁にしようとしたら、30分もあくせくする羽目になりました。最後は諦めて説明書を読みました。

さて中間テストといえば、非常にラッキーで、関数電卓がないことで数値が計算できなかった箇所には減点がありませんでした。記載した方程式が間違ってなかったようで、教授の寛大な採点に感謝しきりです。加えて唯一減点されたのが、マイナスの符号の付け忘れだったので、ほぼ満点。うーん。平均点は高いとは言え、諦めていただけに嬉しい結果となりました。

今学期も残すところ2週間。そして帰国まで5ヶ月。一日一日がとても早いです。残り僅かな期間で何をしたらMBAからのTake Awayを最大化できるだろうかと、ラオウに死の秘孔をつかれ3日しか余命がなくなり何をすべきか悩む南斗水鳥拳のレイのような気持ちです。

No.18|学校生活Comment(0)Trackback()

テストの結果ほか

2007/11/28(Wed)11:04

うーん。中間テストの結果が2本、返却されました。

ひとつはアカウンティング。想像以上に平均点が低かったおかげでAをGetした模様。これはMBAの生徒が少なくて、あまりやる気のないMPAの生徒が多いせいなんだろうなあ。といってもクラスの1/3がAをGetできる超甘甘な採点なので、喜びも半減なのだけど。

もひとつはファイナンス。こっちは自信あったんだけど・・・。良く見ると文章の読み間違いで6点もロス。40点満点のテストなので、この6点は痛い(涙)。点数の分布を見ると、同じように間違えた人が多かったのか、こちらも平均点がかなり低い。上位25%にはギリギリ入っているものの、自信満々だっただけあって落ち込みが激しい。

明日もファイナンスの中間の結果が返却されるのだけど、こっちはまるで望みなし。関数電卓がなかったので計算自体できなかったし。

サンクスギビングが終わって今学期も残り3週間。何となくやる気は出ないし、見はじめたアニメ北斗の拳はまだ半分も見終わってないし、カムイ伝は読むのに異常に時間がかかるし。あーーー(フラストレーション)。

さて話は変わって、以前に他のサイトのブログで書いたサムソン、色々と疑惑が噴出しています。

朝鮮日報の記事
http://news.livedoor.com/article/detail/3405417/


この記事の中に出てくるサムソンSDIって、韓国の友人の派遣元なんですけど・・・。

サムソンの時価総額はほんの3年前までは韓国株式市場の20%だったのだけど、つい最近10%を切ったそうです。韓国市場全体が上昇している一方で、サムソンの株式の下落は目を引きます。

韓国の超大企業がこういった会計操作に手を染めていたとなれば、韓国市場全体に対する信頼も揺らぐわけで、これを乗り越えてはじめて韓国市場は先進国市場の仲間入りするのでしょうが、暫くかかりそうですね。先進国市場の株式インデックス、MSCI-Worldに組み入れられる日はいつのことやら。




No.17|学校生活Comment(0)Trackback()

新記録

2007/11/17(Sat)16:10

さて今日は韓国人の友人との懇親をかねてゴルフに行ってきました。行き先はいつもの大学のコースじゃなくて、南へ車で30分ほどの場所です。

日本だと30分って近いのに、この街だとかなり遠い気がしますね。

さて気温は5度前後で風も強く、えらい寒かったです。日本だと雨が降ってもどんなに寒くてもひとたび予約を入れれば大抵はプレイしますが、やっぱりゴルフって夏のスポーツなんだなあとつくづく思い知らされました。

さて前半はなんと5連続パーを達成。ただ7番ホールまで+3だったのに、8番、9番で連続トリプルを叩いてスコアは44。この2ホールは、前回に来たときも+3、+4と相性の悪いホールです。ちょっと残念。

昼にはクラブハウスでホットドックを注文。こんもりと載せ過ぎたピクルスが気管に入って悶える始末。

後半は我慢のゴルフ。ダブルボギーでスタートした後は、ずっとボギーが続きます。7番と9番で何とかパーを取り、スコアは44。合計88で、新記録達成!!

前日までのレポートと麻雀で睡眠不足、そして寒かったので、今日はスコアにこだわらず楽しむことを優先させようとしたのがプラスに働いたのかもしれません。ゴルフはメンタルのスポーツなので、無欲の方がやっぱりいいみたいですね。

一緒に行った韓国人のうちの一人も同じスコアで新記録でした。新記録達成ということで、なぜか帰りにコーヒーをおごってもらいました。自分はおごらなくてよかったのかな。。。



No.14|学校生活Comment(0)Trackback()

エクイティレポート

2007/11/17(Sat)15:34

今週は忙しい一週間でした。デリバティブとリスクマネジメントのクラスで中間試験、エクイティのクラスでレポートが1つ。

このレポートは自分で企業を1社選択し、その経営や財務状況を分析して株価の理論値を算定するというもので、いわばアナリストレポートを作る課題でした。株価の算定自体は、教授が作成したExcelシートに財務数値や予測成長率を入力するだけなので、非常に簡単なのですが、その成長率を経営環境やストラテジーからどう判断するかがメインの課題だったといえます。

しかしアナリストレポートってこんなもんでいいのかなあ。まあ実務上もこんなもんなんだろうなあ。

アナリストの業務って企業からみると華やかというか、ある意味うらやましいというか。企業の中だと部長クラスでも社長には直言できないのに、自分と同じ年齢ぐらいの若いアナリストでも社長と対等に話せる、というより逆に社長の方が気を使ったりして。経営層とアナリストとのファイナンスに関する知識に差があるので、難しい話をされるとガクッときちゃうんだよね。

IRを担当していた頃はアナリストに転職してみたいとも思ったこともあるけど、こうやって実際にアナリストレポートを作ってみると、ただの憧れだったのだろうな。

さてレポートを提出した後は麻雀大会となりました。今回の目標は一つ、常時チャンレジです。今までは振り込むことを心配する余り自分の手を崩していましたが、今日は振り込んでもそれ以上にアガルことを心がけました。

結局は2着が3回。自分が親の時に役満をツモられたり、親ハネを振り込んだりしたものの、そこそこアガって点数自体はトントンだったので、かなり充実感のある麻雀大会でした。とりあえずフリーの麻雀ソフトで次回に向けて練習しとこうっと。

No.13|学校生活Comment(0)Trackback()