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MBAから会社に復帰したサラリーマンのリハビリブログ

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2024/04/27(Sat)01:55

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ようやく10日

2009/07/12(Sun)23:50

先月は最終日も出社、夜は職場の仲間と飲みに行き、そのまま飛行機へ乗って東京へ。

その翌日から新しい会社に向かうも、

想像以上の通勤ラッシュに体力を失い、夜は歓迎会で更に疲弊。

新しい職場ではまず社内用語や基本的な仕事の進め方から覚えていく一方で、

中途入社=即戦力という自意識から見えないプレッシャーを感じて気が抜けない。

同期もいないので、愚痴をグダグダ言い合って気分解消することもない。

いやあ、入社から10日経ちましたが、どっと疲れが溜まってます。

転職ってエネルギーがいるもんだ。

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No.89|学校生活Comment(0)Trackback()

引越し作業

2009/06/20(Sat)11:16

30年超の人生で、今回の引越しが14回目。新卒で入社してからは、10年間で7回目というハイペース。

独身のときは自分の車で荷物を運搬できていたのだが、家族が増えるにしたがって荷物も多くなり、今回の引越しなんて自分でできる作業量の限界をオーバー。らくらくパックがあってよかった。

ところで引越し作業中って、何をすればいいのだろう?中途半端に作業員の手伝いをすると邪魔になるし、かといって何もしないのも申し訳ないし。。。心づけのルールもよく分からないし。

これだけ引越ししていても、この2つの疑問はいつまでも解決できないんだよなあ。

 

No.88|雑感Comment(0)Trackback()

日本の雇用環境

2009/06/11(Thu)22:04

 今更ですが、こんな安定した会社にいながら転職するなんて自分でも思い切ったことをした訳で。。。

日本の雇用環境の特徴は、正社員に優しく非正規社員には厳しいのは周知の通り。この不景気にも係らず、ボーナス削減といっても平均して10%減でしかないし、定期昇給の凍結がビッグニュースになったりする。そもそも労組の総本山である連合は、今年の春闘ではベアを要求し、組合員からも顰蹙を買っていた。また正社員を解雇するには厳しい条件や手続きが存在して、組合がある会社の場合は更に難しい。一方で、雇用の調整弁としての役割を期待されていた派遣社員は予想通りの悲惨な状況となっている。この結果、誰しもが正社員のメリットを噛みしめることとなり、正社員は自らが保有している有形無形の既得権に固執、正規と非正規の立場が固定化されていく。
 

正社員優遇のシステムは、高度経済成長期のように労働市場のパイが自然に拡大し、誰もが希望すれば正社員になれた時代においては、中流層を厚くして内需を拡大し、経済成長を拡大させるエンジンを作るうえで、優れたシステムであったといえる。
 

一方で、人口減や高齢化の過程で経済が成熟期に入り、労働市場の拡大が尻すぼみになると、この正社員優遇の固定化されたシステムにおいて、ひとたび正社員というルートを外れた人間は、新たな正社員の職を探すことはとても難しい。村八分というと言葉が強すぎるかもしれないが、既得権を守りたい正社員からは疎外され、再び正社員に戻ることができず、中長期的には格差が固定化されることとなる。
 

多くのエコノミストが主張しているように、格差が拡大したのは小泉政権ではなく、バブル崩壊により景気が悪化してからの話である(らしい)。手元にデータがないのでわからないが、実感としては、その通りだと思う。
 

昨年までの就職活動は売り手市場で、バブルの時のように、内定の数を競う輩がいたそうだが、一気に就職氷河期になった今年の新卒組は可哀想過ぎる。卒業時期の景気状態によって正規・非正規への道が分岐し、ひとたび非正規になればその後の再チャレンジの道が狭められてしまう日本の雇用環境こそが、格差拡大の大きな原因だと感じている

公共事業中心の景気対策や政府による銀行への融資保証制度などでレームダック化した企業を延命させるのではなく、自然淘汰される企業はそのままにすべきである。戦後に農村から都市部へ労働力が流入し経済成長に寄与したように、硬直化した日本の長期雇用制度をより柔軟化し、企業間の人的移動をより自由にすることで成長する分野への労働力の移転を促すことが、中長期的に見て日本の経済成長には重要なのではないかな。
 

 

No.87|雑感Comment(0)Trackback()

最近読んだ本

2009/05/29(Fri)21:49

決算時期以外は時間的余裕があるので、帰国してからの1年は本ばかり読んでいました。特に経済小説のジャンルにはまってて、気に入った作家の小説を虱潰しに読破していきました。その中でもお勧めは山崎豊子と黒木亮の作品。

まず「沈まぬ太陽」「華麗なる一族」の作者である山崎豊子の小説は、結末が必ずしもHappyではなくて、読んでいて胸がつかえて苦しいけど、ある意味、ビジネス現場で向かい合う様々な苦悩を仮想体験している感じ。

黒木亮の小説は、その殆どが事実を詳細に調べ上げて書かれていて、下手な業界紹介本を読むよりも、業界の細部を知ることができる。特に驚愕するのが「エネルギー」という昨年夏に発売された、サハリンプロジェクトや日の丸油田をテーマにした、ほぼノンフィクションの小説。エネルギー業界の特殊な契約形態や価格決定の話もさることながら、デリバティブ取引の技術的な話まで出されては、通常の人は殆ど理解できず、上巻の半分も読んだら諦めてしまうのでは?というぐらい詳しい内容。 

この黒木亮の小説が、最終的には転職先として商社の財務部門を選ぶ決め手になったのだろうなぁ。

ちなみに現在の勤務先は6月末で退職し、7月より某商社のプロジェクト財務部門で働くことに決まりました。家は世田谷区の小田急線沿いに借りたのだけど、東京は家賃が高くて、実質的には賃金減な感じです。




No.86|学校生活Comment(2)Trackback()

後任に道を譲るということ

2009/03/21(Sat)01:13

今日の日経新聞のコラム「春秋」で、日立製作所の経営陣の異動に触れ、後継者を育てることの大切さが述べられています。

で、思い出したのが、福岡経済界を未だ牽引する四島司という旧福岡シティ銀行の旧頭取にして、現在はビジネスリーダーを育てる九州アジア経営塾(KAIL)の塾長。既に80歳を超える福岡経済界の長老的存在。

経歴によれば、父親の後を継ぎ頭取に就任した後は、若い時分には地場企業を大手に育て上げるなど豪腕を発揮。一時期名経営者として持てはやされたようだが、バブル時代の不動産投資の失敗が尾を引き、ようやく経営悪化の責任をとって辞任したのが5年前で78歳。

巷でよく言われているのが、確かに優秀なリーダーではあったが、年齢を経るにつれて成功体験に捕らわれすぎて時代の変化に対応できていなかった上、娘婿が副頭取であったことからもわかるように身内で固めた経営が結局は自らを裸の王様に追いやったのだろうと言われている。

そんな彼が先日の西日本新聞でKAILについて述べていたのだが、要約すると、

MBAというのは経営理論の研究の場であるが、KAILはケーススタディを中心とした実践的な経営手法を学ぶ場である。

とのこと。。。それを読んだ時の反応は、(,,゚Д゚)。経営に失敗し、MBAのこともよく理解していない御老人が、若者を指導して次世代のビジネスリーダーを育てようなんて、老害としか言いようが無い。

福岡を含めた九州の経済界の問題は、7社会(九州電力、九電工、西部ガス、福岡銀行、西日本シティ銀行、西鉄、JR九州)の元経営層である御老人たちが、主要ポストについて強大な権力を持っているということなんだよなあ。



No.85|雑感Comment(0)Trackback()