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2025/05/13(Tue)02:55
MBAから会社に復帰したサラリーマンのリハビリブログ
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2008/01/27(Sun)08:50
今学期は全くモチベーションが上がらないのであります。
その理由は、履修できるファイナンス科目が極めて少なく、あまり関心のない科目を履修せざるを得なかったことが1つ。行動ファイナンスも既に知っている内容ばかりで、目新しいこともなく、不動産の授業もSecuritizeの話は殆どない模様で、若干期待はずれでした。しかしそれ以上に、5月上旬に卒業を控え、学業に対する意識が低下しているためです。退職や転勤が決まった社員。そんな気持ちです。
とはいえ、残された僅かな時間を課外活動に費やしたいと思っていても、氷点下の雪に囲まれた町では出来ることは限られています。先週はポーカーをしたり、バーへ行ってビリヤードしたり、日本で言うNHKの子供向けイベントのようなDoodlebopsというバンドのコンサートに出かけたり、家でみんなのゴルフ4で勝負したりと、そんな時間のつぶし方です。
そして以前から関心のあった「ひぐらしのなく頃に」のアニメを見る機会がありました。2002年に同人サークルによって作成・販売されたPCサウンドノベルをベースに作られたアニメ、漫画、ゲーム、小説はオタの間で爆発的な人気が出ていると聞いていましたが、流石に噂に違わぬオタ系の美少女が出演しています。が、非常に怖い。
基本的にホラー系のアニメで、登場人物たちが豹変する姿がとても恐ろしい。ストーリーの概要を述べると、必ず殺される運命の少女が、殺されると一定の記憶を維持しながら過去に戻るという数奇な次元ループに入っていて、そのループから逃れべく、様々な情報を集めたり友人と協力して苦難に立ち向かうという内容です。視聴者には、その世界を異なる登場人物の目から眺めて、かつ毎回異なるストーリーを辿って行き、その謎を一緒になって考えるという、いわばSFホラー系の推理小説です。
このアニメを見て思い出したのが手塚治作「火の鳥異形編」。どんな病気をも治癒するという尼僧の八百比丘尼を殺した人物が、火の鳥の与えた罰によって、その殺した場所の神社から逃れられなくなる。そして、時代が30年ほど遡り、自らが八百比丘尼となって30年後にまた自分に殺されるという次元ループを永遠と繰り返す、というストーリー。
昨年の今頃は2年生とお会いすると、皆さんこぞって「日本に帰りたくないよ~」と仰られていました。その当時の自分は「日本食が恋しい~」でしたが、今は先輩方の気持ちと全く同じです。また最近は、受験生から様々な問い合わせが来てるのですが、思えば2年前の今頃は、同じように志望校の生徒の方々に質問のメールを送りつつ、合格するかどうか不安な気持ちで過ごしていたものです。
2年間というプログラムに各地から人が集まり、そして同じような授業を受けて、同じような後ろ髪を引かれる気持ちになって卒業していく。学校が存続する限り、同じような経験が延々と繰り返されるわけで、まるで登場人物だけ変えた次元ループがあるようです。
No.33|学校生活|Comment(0)|Trackback()
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