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MBAから会社に復帰したサラリーマンのリハビリブログ

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2025/07/19(Sat)04:55

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エクイティレポート

2007/11/17(Sat)15:34

今週は忙しい一週間でした。デリバティブとリスクマネジメントのクラスで中間試験、エクイティのクラスでレポートが1つ。

このレポートは自分で企業を1社選択し、その経営や財務状況を分析して株価の理論値を算定するというもので、いわばアナリストレポートを作る課題でした。株価の算定自体は、教授が作成したExcelシートに財務数値や予測成長率を入力するだけなので、非常に簡単なのですが、その成長率を経営環境やストラテジーからどう判断するかがメインの課題だったといえます。

しかしアナリストレポートってこんなもんでいいのかなあ。まあ実務上もこんなもんなんだろうなあ。

アナリストの業務って企業からみると華やかというか、ある意味うらやましいというか。企業の中だと部長クラスでも社長には直言できないのに、自分と同じ年齢ぐらいの若いアナリストでも社長と対等に話せる、というより逆に社長の方が気を使ったりして。経営層とアナリストとのファイナンスに関する知識に差があるので、難しい話をされるとガクッときちゃうんだよね。

IRを担当していた頃はアナリストに転職してみたいとも思ったこともあるけど、こうやって実際にアナリストレポートを作ってみると、ただの憧れだったのだろうな。

さてレポートを提出した後は麻雀大会となりました。今回の目標は一つ、常時チャンレジです。今までは振り込むことを心配する余り自分の手を崩していましたが、今日は振り込んでもそれ以上にアガルことを心がけました。

結局は2着が3回。自分が親の時に役満をツモられたり、親ハネを振り込んだりしたものの、そこそこアガって点数自体はトントンだったので、かなり充実感のある麻雀大会でした。とりあえずフリーの麻雀ソフトで次回に向けて練習しとこうっと。

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No.13|学校生活Comment(0)Trackback()

デリバティブの中間試験

2007/11/13(Tue)08:10

最悪でした。
といっても流石に夜通し勉強しただけあって、解けなくはない問題でした、が、

関数電卓がないと解けない問題が・・・

事前に教授は一言も言ってないし。たく。

しょうがないから数値の算定は諦め、方程式を書きまくりました。変数を山ほど使って。この変数に関数電卓で計算した数値を入れてくれという感じで。

時間終了前に終わったので、テストを提出する際に教授に
「関数電卓が必要なんていいました?自然対数を使ったレートが計算できないんですけど」
といったら、なんと
「横の奴に借りればいいのに」
という始末。くそー。

「横の友人はずっと使ってて借りれないんですよ」
「それならしょうがない」
「方程式を沢山書き込んどきましたから」
「OK」

睡眠時間を返せ~!!

No.12|学校生活Comment(0)Trackback()

子供を育てるということ

2007/11/11(Sun)01:11

同級生には子持ちの方が一人いて、帰国後は東京に住むことになるかも知れないとのことで、たまに東京の学区や受験の話などをすることがあります。お子さんは女の子二人で、女子中、女子高などの情報も気になるようですが、ご本人は大阪出身のため余り詳しくないとのこと。

自分は、小学校から塾に通って一緒に勉強していただけあって、偏差値から学校の規則、雰囲気、(制服)など、結構「お受験」には事情痛です。あの学区に住めば外務省の子息の多い小学校に通えるとか、ここの住環境はこうだとか、中高一貫だけど高校に上がるには試験が必要だとか。大妻女子の理念が「恥を知れ」だとか・・・。卒業後はわかる範囲で相談にのる予定です。

思えば自分が中学の頃、親の意向で中学受験し、地元の友達と離れ離れになったことに対する親への反発で、極端なときは大学なんて行かないで働いたって構わないなど思っていました。何となく、渋谷あたりをブラブラしている当時の不良集団チーマーなんかに憧れたものです(チーマーは慶応生が最初に作ったといわれていますが)。実際に高校時代は毎日、渋谷のゲーセンを徘徊し、センター試験の直前には渋谷で2日ほど家に帰らずプラプラしたりして。適当に働いて、遊んで、楽しくやって、そんな人生に惹かれたこともありました。まあ受験校だったので、流されるまま周りと一緒になって受験して大学へ入り、様々な経験をするにつれ、本当に面白いのはどっちなのか、ようやくわかるようになりました。

若いうちは、適当に責任無くやるほうが楽しい、歳を取ってからは、学問やビジネスの方が面白い。前者の楽しみは20歳そこそこで終わってあとは苦労が残るけど、後者の楽しみは一生モノです。今から思えば、中学受験をさせた親の判断は、低きに流れがちな自分の性格を良く知っていたからなのかもしれません。後者から前者へはいつでもいけるけど、前者から後者へ行くのは難しい。優秀な友達に囲まれたことで、後者に入ることができたのだろうと思います。

さて近頃は、自分も同期に感化されて、福岡周辺の小、中、高を調べています。福岡は圧倒的に公高私低なので、高校としては県立の修猷館がベストです。自分が通った高校と同じで校風が自由なのがいいですね。福岡雙葉は国際交流も活発で、高校で1年ほどの留学があるのがグッド。雙葉は小学校からあるものの、女子のみの異常な環境なので人間性の成長という面からは中学からの方がいいかなあ。最終的にはレベルの高い欧米の大学、イギリスのCambridgeかOxfordあたりに行かないかな(Masterキートンの影響でもあるけど)、なんて話していると、皆から気が早いと言われますが。

まあ親が子供に出来ることには限度があって何もかも思い通りには行かないけど、子供が将来何かをしたいという時にその可能性を残してあげることと、あとは基礎的な学力を付けさせて最低限の生活レベルを保てるようにすることは、親としての役目なのだろうなと思うこのごろです。




No.11|雑感Comment(0)Trackback()

のどがやられた

2007/11/11(Sun)01:10

のどがやられました。ここのところ風邪気味でのどが腫れ上がっていましたが、昨晩食べたT-Boneステーキ(推定700g以上、食べきれず、妻には内緒)が決め手になったのか、朝から全く声が出ません。

※こちらのステーキは赤身中心でやや固め。日本でよく、肉を切るために必死でナイフを動かすうちに、テーブルにガタがきて、アメリカのステーキ屋のテーブルは傾いてるんだよ。という冗談が出てくるのも頷けます。

さて、これはただの風邪ですが、思えば渡米した頃からのどには違和感を感じていて、だんだん声がかすれてカラオケでも高音が全くでなくなりました。のど仏あたりを横から押すとコリッという音がするのですが、ひょっとしてポリープ?咽頭がん?後者はこんだけブクブク太ってきたから有り得ない話でしょうけど、前者はやや気になるところです。

No.10|学校生活Comment(0)Trackback()

ロールオーバー時の原油先物取引の利益について

2007/11/09(Fri)00:04

先日のブログで、原油先物のバックワーデーションは珍しい現象だと書きましたが、「冒険投資家」のジム・ロジャースによれば、過去数十年の間にコンタンゴとバックワーデーションは繰り返し見られたとのことでした(http://www.daiwa-am.co.jp/funds/doc_open/fund_doc_open2.php?iid=14040320c5a2)。

さて、Risk Managementの授業は相変わらず目から鱗です。コンタンゴやバックワーデーションがどう先物取引に影響するかがよくわかりました。
 
いま手元に現物のコモディティを保有しており、3ヵ月後に売却する予定だとします。市場価格の下落を心配してヘッジ取引をしたいと考え、3ヶ月先物をショートしました。このときの実現利益は幾らでしょうか。

このヘッジ取引は、いわば将来の販売価格を現時点で確定させることであり、従って利益は、(現時点で確定させた先物価格)-(現時点での現物価格)になります。
 
しかし現実は、3ヵ月後に現物を売却予定の場合、3ヶ月よりも長い先物でヘッジをかけていきます。それは、先物取引の殆どが満期前に反対取引で相殺、差額決済されることから、満期まで先物取引を保有することは、取引量の低下にともなう流動性リスクを抱えることになり、余計なコストが発生することになります。
 
では、4ヶ月満期の先物で3ヵ月後の現物取引をヘッジした場合の利益は幾らになるでしょうか?3ヵ月後のスポット価格をS3、4ヶ月後に満期を迎える先物の3ヵ月後の価格をF3(4)とおきます。現時点でのスポット価格はS0、現時点での4ヶ月満期の先物はF0(4)と表します。

まず現物を売買することによる利益は、S3-S0です。ショートポジションの先物取引の利益は、F0(4)-F3(4)です。これを合計すると、F0(4)‐S0+S3-F3(4)となります。この式のF0(4)‐S0は、先ほどの利益の式(現時点で確定させた先物価格)-(現時点での現物価格)と同じです。従って、満期前で取引をクローズさせるとS3-F3(4)だけ価格が変動することになり。これがリスクだというわけです。

一般化すると、St-Ft(T)、tは現時点、Tは満期を表します。このスポットと先物の価格差をベーシスと呼び、ヘッジ取引にはベーシスリスクがあると言います。

ショートポジションの場合、もしバックワーデーションであれば、先物価格がスポット価格よりも低い状況ですので、ベーシスはプラスになります。コンタンゴであれば、逆にベーシスはマイナスになります。またこれがロングポジションでのヘッジ取引であった場合、ベーシスはバックワーデーションでマイナス、コンタンゴでプラスになります。

機関投資家が運用するコモディティファンドは、先物取引をロングし、ロールオーバーすることでポートフォリオを構築します。従って、先物価格がバックワーデーションへ動くときは、ベーシスがマイナスとなり、マイナスの利益が発生してしまいます。

資金運用を担当していて不思議だったのは、WTIなどの原油先物価格が上昇しているにも係らず、コモディティファンドがマイナスを計上することがありました。直感的には、先物価格が上昇すればファンドも上昇するだろうという気がしていましたが、先物価格のイールドカーブがコンタンゴかバックワーデションかによって、ロールオーバー時の利益に影響を与えていたのですね。
 
 

No.9|学校生活Comment(0)Trackback()